goalとゴール
ぼくらには各々目標がある。
それは今週一週間のものかもしれないし、あるいは人生という長い道のりの途中に見定めたものかもしれない。
目標を意味する英単語の中の一つにgoalがある。サッカーのゴールとかの、あのgoalだ。
ところが英単語のgoalつまりは目標と、僕らが思うところのゴールとは、よくよく見てみると別物のように感じる。
サッカーにも、マラソンにもゴールはある。たしかにみんな、ゴールを目指して頑張ってプレイして、走っている。
でも点を取ることや、テープを切ることは、その試合そのレースの「目指す所」であって、優勝やベストタイム更新といった「目標」ではないはずだ。
ゴールがある時には終わりがある。試合終了、レース完走。
けれどもgoal(目標)には、続きがある。県大会進出、生涯現役。
かつて憧れていた目標を達成してからも、日々の生活は続いていく。目標は通過点でしかなかったのだと、今になって思う。